セガのクラシックアーケードレースゲーム「アウトラン」が、予想外の実写映画化に向けて動き出しており、マイケル・ベイとシドニー・スウィーニーが参加することが明らかとなった。
ハリウッド・リポーター誌によると、ユニバーサル・ピクチャーズは『トランスフォーマー』の監督であるベイを招き、『アウトラン』映画の監督および製作を担当させ、スウィーニーもプロデューサーとして参加する。脚本はジェイソン・ロスウェルが手がけるが、具体的なプロットの詳細や公開日はまだ伏せられている。
セガ側では、『ソニック』映画制作のベテラン、中原徹がプロデューサーとして名を連ね、セガ・オブ・アメリカ&ヨーロッパCEOの内海州史がプロジェクトを監督する。
アウトランは、1986年にセガの伝説的開発者・鈴木裕によって制作された、視覚的に印象的なアーケードレースゲームとして初めてリリースされた。長年にわたり数多くのバージョンや移植版が登場し、正式な続編は2003年に発売された。本シリーズは近年は比較的静かな状態が続いていたが、最後の主要タイトルは2009年にSumo Digitalが開発した『OutRun Online Arcade』であった。
セガは最近、過去の名作カタログに着想を得た新作開発に乗り出しており、新作『クレイジータクシー』、『ジェットセットラジオ』、『ゴールデンアックス』、『バーチャファイター』、『忍 -SHINOBI-』が現在開発中である。
同社はまた、愛されたIPの映像化も積極的に推進している。『ソニック』映画シリーズは大成功を収めており、昨年にはAmazonで『龍が如く 〜闇の不動産〜』の映像化が開始された。ハリウッドはビデオゲームの映像化に強い関心を示し続けており、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』や最近公開された『マインクラフト』映画は、新たな興行収入記録を樹立している。
『アウトラン』映画に何を期待すべきかについては、ベイとスウィーニーが『ワイルド・スピード』スタイルの、ハイオクタンなドライビングとアクションの融合を構想している可能性がある。